母からの愛情に気づく
最近ひしひしと思うことがあってね
母は身の回りのものを手作りで埋め尽くしてくれていたのよ
生まれて初めてきた金魚柄の白とオレンジの甚平も
保育園・小学校で使うたくさんの巾着に
修学旅行に持って行くナップサックも
高校のお弁当を包むランチョマットも
大好きな親友にプレゼントするドライフラワーの花束も、
このセーターもがま口もね
母は「私なんて何もしてあげられてないよ、ごめんね」って言うんだけど
十分愛情に溢れてたのよね。
「やっぱりせめて最初だけでも作ってあげるのがいいのよ〜」って言って、近所の子が小学校に上がる時も作ってプレゼントしていたぐらい手作りだからこその 温かさ みたいなものにこだわりを持ってるのよね。
私にとっては、手作りであることはとても当たり前のことだったから、なんとも思ってなかったし、ちゃんとありがとうも言えてなかったかもしれない
けど、これって本当にかけがえのない母からの愛情の塊だよね。
私はというと、ミシンとも針とも毛糸とも無縁。ミシンなんて指を挟みそうで怖いよ挟んだらくっついちゃうの?
祖母も母も手作りでたくさんの愛情を伝えてくれたのに、
私が将来の自分の子どもにしてあげられないのは悲しいどころの騒ぎではない。
(私が伝統?を止めちゃうなんて・・・!)と、思い始めて少々焦っておりますので、祖母と母が元気なうちにたくさん教えてもらいます。
私が今しなきゃいけないことって、嫌々する就活でも、誰かの機嫌を取るために偽の振る舞いをすることでもなく、大切な家族と向き合ったり、大事な何かを教わる時間を取ることだと思うんだよね。
こんなふうに考えている私はやっぱりみんなが言う「のほほん人間」なのかもしれない